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通信制大学の特修生とは?メリット・デメリット

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通信制大学に入るには、入学資格を満たさないといけません。一般的には高校を卒業した人が入学資格を得られます。

では、高校中退者は通信制大学に入学できないのでしょうか?実は「特修生」という制度を使うと高校中退でも通信制大学で学ぶことが可能です。

本記事では特修生について解説していきます。

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特修生って何?

特修生とは?

特修生とは、「本来大学に入学する資格のない人(高校中退者等)が大学入学資格を得るための制度」のことです。

特修生になって一定期間大学に在籍し、決められた単位を修得すると正科生として1年次に入学が可能になります。そのまま4年以上学習を続け、卒業条件を満たせば晴れて「中卒」だった学歴が「大学卒業(学士取得)」に変わります。

通信制大学で学びたいけれど入学資格がないと悩んでいる高校中退者にとってはありがたい制度ですね。

なお、大学によっては「正科課程入学資格取得コース」「特別履修生」などの名称で特修生制度を紹介しているケースもあります。

特修生制度がある通信制大学はどこ?

高校中退から通信制大学に入学する

特修生制度はすべての通信大学で利用できるわけではありません。まずは、入学したい通信制大学が特修生の募集をしているか一度調べてみてください。

また、特修生として入学できる年齢やどのぐらい在籍していれば大学入学資格が得られるのかも大学によってまちまちです。各大学の募集要項をしっかり読んでください。

【特修生制度のある通信制大学例】

18歳から特修生になれる通信制大学がほとんどですが、15歳から可能な通信制大学もあります。

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特修生として通信制大学に入学するメリット

メリット

特修生として通信制大学に入学するメリットをまとめてみました。

すぐに大学教育がスタートする

特修生制度を使えば、すぐに大学生活がスタートします。

高等学校卒業程度認定試験に合格すれば、高校中退者でも大学入学資格を得られます。

ただし、試験勉強をしている時間がない、合格できるか不安、試験日まで待てないといった人もいるかもしれません。

特修生制度を利用すれば、試験合格を待つ必要はありません。すぐに大学教育を受けることができます。

15歳から大学で勉強できる場合も

多くの場合特修生になる条件は満18歳以上ですが、一部の通信制大学では特修生の募集条件を満15歳以上としています。

高校中退直後は18歳未満であることも多いはず。18歳になっていなくてもすぐ大学で勉強し始められるのは大きなメリットです。

ただし特修生として学び、大学入学の条件を満たしたとしても、大学に正式入学するには満18歳になるのを待つ必要があります。

一部の科目のみ学びたいときに使える

大学課程の一部の科目のみを受講してみたいというときにも特修生制度が利用できます。

大卒を目指すかどうかは分からないけれど興味のある科目がある、という場合にはまず特修生となってから大学の面白さを発見していくのも良いですね。

単位の認定が可能な場合あり

正式に大学に入学したときに、特修生として取得した単位の認定が可能な場合があります。

例えば、特修生として16単位を取得し、その後大学に入学した場合。卒業に必要な単位数が124単位であれば、認定された16単位分を引いてのこり108単位を取得すれば卒業できるようになります。

参考:サイバー大学

大学のシステムに慣れてから大学生になれる

大学の学習システムは、高校までとは違い生徒の自由裁量に任されている部分が大きいです。通信制大学の場合は自宅学習が主になるため、一般の大学よりさらに自由度が高いです。

一方で自分で勉強習慣をつけたり、単位認定試験やレポートなどの仕組みに慣れなくてはならないのが通信制大学の難しいところ。いきなり通信制大学に入学すると、戸惑うところが多いでしょう。

しかし一度特修生となることで、通信制大学のシステムに慣れる時間が生まれます。正規コースの大学生となった時には、特修生として頑張った経験を活かせそうですね。

時間的な負担が少ない

通信制大学は通学する回数が少ない(大学によってはまったく通学しなくてよい場合もあります)ので、通学にかかる時間を節約できます。

通信制大学の学生には社会人が多いので、隙間時間を使って勉強が進められるようなシステムが整っています。アルバイトをして大学卒業までの学費を貯めつつ、勉強するのにも向いています。

入学が比較的簡単

通信大学のほとんどは書類選考で入学できるため、入学時に試験勉強の必要がありません。

高等学校卒業程度認定試験を使う場合は、大学入学の前に試験に合格しなくてはなりません。またその後一般入試を経て通学制大学に入ろうとすれば、大学入試に合格する必要もあります。

入学時に試験に合格する必要がないのは、特修生のメリットです。

自分のペースで勉強を進められる

通信制大学のメリットは、自分のペースで勉強を進められることです。

自宅学習中心なので隙間時間にちょっとずつ勉強しても良いですし、夜や朝にまとめて学習するのも可能です。濃厚な人間関係も発生しにくいので、対人ストレスに悩むこともありません。

高校中退した原因が受験目的の詰め込み勉強だったり、同級生や先生との人間関係だったりした人には、落ち着いて勉強できる通信制の環境はリフレッシュできるものだと思います。

特修生制度の注意点(デメリット)

特修生制度には、メリットだけでなく注意点もあります。

後で「こんなはずじゃなかった」と後悔しないようにここに書かれた注意点、および各大学の特修生制度注意点をしっかり確認しておきましょう。

入学資格は特修生制度を利用した大学でのみ有効

特修生として所定の条件を満たせば、大学の正規課程に入学できるようになります。

ただし入学資格は「特修生制度」を利用した大学でのみ有効です。

例えば、A大学で特修生となり正規課程への入学資格を得た後、B大学に入学して大卒を目指すのは不可能です。

なお、途中で別の大学に転入や編入学をすることもできません。

高卒や高等学校卒業程度認定試験に合格した場合とは違い、特修生としての大学入学資格は限定的な範囲内でしか有効ではありません。

中退した場合は学歴が中卒に戻ってしまう(大学中退にならない)

先に説明した通り、特修生というのは高卒資格とは別物です。

従って高校中退者が特修生を経て通信制大学に入学したものの途中で中退した場合は、学歴が中卒に戻ってしまいます。

もともと大学入学資格のある高卒者とはちがい、「大学中退」とはならないので注意しましょう。

通学制に比べて挫折しやすい

通信制大学は、周りに同級生や先生がいない分、自分で調べて自分で学習管理をする必要があります。

自己管理がうまくできないと、挫折しやすいのが通信制大学のデメリットです。しかし、先に紹介したように途中で辞めてしまっても「大学中退」扱いにはなりません。

特修生としての時間を無駄にしないためにも、「大学に入学したら必ず卒業する」という気持ちが大事ですね。

高校再入学or特修生or認定試験、おすすめはどれ?

特修生ってどうなの?

高校中退者が通信制大学の入学資格を得る方法には、次の3つがあります。

  1. 別の高校に入学し直して卒業し、高卒になる
  2. 高等学校卒業程度認定試験に合格する
  3. 特修生制度を利用する

①の方法を使えば、確実に高卒という学歴を手に入れた上で大学に入学できます。入学する大学の種類も制限されません。

ただし、周りの同級生とは何年か遅れた状態で高校生活をやり直すストレスや高校を卒業するまでに一定の年月がかかるというデメリットもあります。

周りの目が気になる人は通学制よりも通信制の高校を選ぶと良いかもしれません。

②の方法では、まず認定試験に合格しなければなりません。認定試験の合格率は40%台となっています。

一定期間勉強から離れていた場合、認定試験に合格するためには受験計画をしっかり立てて対策をする必要がありそうです。

その代わり、認定試験に合格すればどの大学でも受験できるようになります。

③の特修生制度を利用して大学入学資格を得たとしても、高卒資格が得られるわけではありません。入学できる大学の種類も特修生となった大学に限定されます。

ただし、①や②の方法に比べれば、すぐに大学教育がスタートするメリットがあります。

どの方法で大学入学資格を得るのかは、どうして高校を中退したのかや、大卒を目指すにあたりどのぐらいの年月がかかっても良いのかによって違ってきます。

メリット、注意点をしっかり検討して、どの方法を選ぶべきか考えましょう。

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